右手の脱力のために、遊びを兼ねた方法です。
まず、弓を縦に持ち、棹の部分をつまみながら弓先へと移動します。
この時、親指と他の4指でつまみながら移動します。
弓先まで行ったら、元弓にまで戻ってきます。
縦でできるようになったら、次は横持ちで移動します。
横持ちの時は、元弓が重いため弓先まで行くのは厳しいので、中弓まで行って元弓に帰ってくるようにします。
これをやる際は、胸、または首の前で行ないます。
また、降りてくるときに、よく中指と薬指で挟んで降りてくる人がいますが、これは訓練になりません。
小さな子の場合、「先生と競争しよう!先生の弓はあなたの弓より長いよ!」と遊びながらやると子供は喜びます。
一見遊んでいるようですが、これをやることによって、指の脱力につながります。
これは、最初のレッスンから開始し、毎回のレッスンの最初にウォーミングアップを兼ねてやります。
なかなかすぐにできるようにはなりませんが、毎日の積み重ねが脱力につながっていきます。