お箸には持ち方があるように、弓にも持ち方があります。
ところが、箸の持ち方が正しくなくても食事が摂れるように、弓が正しく持てていなくても音は出ます。
ここが難点で、生徒は弾いている最中は自分の手元が見えないので、形が崩れていたとしても修正する気持ちが持てず、そのまま悪い癖となって成長してしまいます。
子供の場合、親御さんが毎日チェックしてあげてください。
そして、大人の方は、鏡を使いましょう。
私も、時々鏡を使って自分の弓の持ち方をチェックしています。
・親指と中指は向かい合わせ
・人差し指は第一関節の辺りが当たり、自然に曲げる
・薬指はフロッグの中央(パールの飾りに少しかかる程度)
・小指は立てて、バランスを取る
親指と中指で輪をつくります。
親指を中指の第一関節までずらす。
そこで、鉛筆を挟んで持つ。
他の指をつけます。
小指を立てることを忘れないように。
同じ要領で弓を持ちます。
親指は毛に触れて構いません。