親指の位置の次に、3・4指の形も気をつけます。
タッチポイントに気をつければ、指先を少し立てた形になります。
これは、わずかに指先が顔方向に倒れています。
ほんの少しですが、これも矯正の対象となります。
よくありがちな形です。
2指を弾く時に、左手に必要以上に力が入ってしまい、3・4指を握ってしまっています。
別角度。
ある意味器用なのですが、1・2指の時にこの状態で弾き、握っていた3・4指を使うときにはネック下から指を出して弾いたりします。
ゆっくりな簡単な曲を弾いているうちには、音になって弊害が出てきませんが、難易度が上がってくると、指を速く動かせなくなります。
これは体が柔らかい子供の特有の例です。
2・3指の指先は半音の形にしていますが、第2関節が離れています。
子供は骨と骨の間がスカスカです。
大人では考えられない指関節の柔らかさの子供がたまにいます。
このモデルの子は、4指を押さえると、この2・3指の関節の開きが無くなりますので、時間の経過とともに、この指の変形が直るとみています。
ですが、あまりにもタッチポイントがずれ過ぎることはないか、いつも注意して観察してください。
補助の仕方はこちらをご参考になさってください。
子供は体が柔らかいが故に痛みなどが生じにくいです。
将来、腱鞘炎などを防ぐためにも、悪い癖がつかないよう、手の形は常に注意深く観察してください。