第6ポジション ~ 下りの手首先行


【鈴木鎮一著 ポジションエチュード】
  第6ポジション

ここでは、第3ポジションから第6ポジションに上がります。
上りの手首先行は、第4・5ポジションの時と同じですが、下りが今までと変わります。

<手の動き>

上りは今まで通り、手首先行です。

第3ポジションの状態。

手首先行、手首を内側に入れる。

第6ポジションに上がる。

ここからがポイントです。
第3ポジションに下りるときは、手首先行であり、親指先行ではありません。

手首が先に下りる。

第3ポジションに下りて・・・

その後、親指を修正する。

第6ポジションから第3ポジションに下りるときに親指先行にすると、手のひらとヴァイオリンの肩に隙間ができ不安定となるため、手首先行とします。
第3ポジション以上では、手のひらがヴァイオリン本体に常に触れていることが重要です。
手のひらがセンサーの役割を持つためです。

jimdoページ上では音声と映像に時差があります。YouTbeページからのご視聴をお勧めします。

<別角度>

下りでの動きは2種類となります。

①親指先行
 第3ポジション以上から第1・2ポジションに下りるとき

②手首先行、親指は後で修正
 第4ポジション以上から第3ポジションに下りるとき

ポジションエチュードは、ポジション学習の導入として使用する本です。
この動きを、しっかり体に覚えこませるためには音階とセヴシックOp.8を使用します。