第5ポジション ~ ハイポジションの土台


【鈴木鎮一著 ポジションエチュード】
  第5ポジション

第5ポジションは、第3ポジションと並んでポジション移動の要です。
ここは第6ポジション以上の土台になります。

第5ポジションでは、親指がネック下のカーブのところにピッタリ収まるようにします。
ここを第5ポジションの場所として、体に覚えこませます。

第4ポジションでは個人個人の手の大きさにより、ネック下カーブの部分に親指を当てるかは変わりますが、第5ポジションでは、誰でも必ず親指をネック下カーブに当てるようにします。

手首の動きは第4ポジションと同じです。

第1ポジションの状態。

上りは手首先行です。
第4ポジションよりも手首を内側に入れます。

第5ポジションに上がます。
この手の形のまま、無窮動をさらいます。

下りは第3ポジションと同様に親指先行

繰り返しますが、メカニック的に弾けるようにするには、ポジション毎の手の形を体に沁み込ませ、移動する先のポジションへ体(手首・腕)が先行できるようにします。

第1ポジションから第5ポジションに上る前に手首を内側に入れる。(手首先行)
 ↓
その角度のまま第5ポジションに上がり、親指をネック下のカーブにはまるようにする。
 ↓
下りは親指先行でおりる。

※jimdoページ上では音声と映像に時差があります。YouTubeページからのご視聴をお勧めします。

第5ポジションの学習が済みましたら、音階指導は、小野アンナ著ヴァイオリン音階教本P.15 Scales and Chord of two Octaves C-Dur 分散和音をプラスして学習します。(第3ポジションから、音階のみを学習開始しています)


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