Q, 初歩の教材で、弦の名称について別の名前(A線=おとうさん線、など)があるが、それはどう指導しているか?
A, 最初から正式名称で教えます。
初歩で、子供にはわかりにくいとの先入観から、A線E線の名前を別名で記載している本があります。
その考えを否定するつもりはないのですが、その必要は無いと感じています。
新幹線の種類や、アニメのキャラクターの名称など、ものすごい勢いで子供は覚える能力があることは、みなさんご存知のはずです。
小さな子であっても、最初から正式名称でレッスンをしていってください。
レッスンで、専門用語をどんどん使用してけば、自然に子供は覚えていきます。
言葉の語彙が少ないからといって、必要以上に幼児語に付き合う必要はありません。
最初のうちは、なかなか覚えられない子もいますが、教師が一貫した態度で接してください。
子供の発達には差があり、すぐ覚える子もいれば、覚えられない子もいます。
覚えられないからと言って、安易に幼児語に変換せずに、一貫した態度で接することがポイントです。
すぐ覚えられない子ほど、後々の幼児語→正式名称への転換が難しいです。
おっとりした子には、焦らずじっくり付き合ってください。